保存修理中の井上家住宅に行ってみた!

2015.10.27(火) 20:54

気がつけば倉敷に移り住んでから半年がたったうーちゃんです。
最近は朝晩すっかり冷え込みます。ゲストハウスでは気温に応じて湯たんぽを出すようになりましたよ~!

現在倉敷を含む備中エリアでは 「備中町屋クラス」 という地域の生活文化を体験するプログラムが開催されています。

備中 no 町家 de クラス 公式サイト – 町家でクラス、懐かしい未来
http://machiya-class.net/

先日、その中の<井上家で 『匠のワザ』を見てみよう!!>というプログラムに参加してきました♪
井上家住宅は倉敷美観地区でも最古の町屋で、約300年の歴史を誇り、国の重要文化財にも指定されています。
とても大きな邸宅で倉敷の町屋の特徴をよく残す建物だそうなんですけれど、
長い年月の間に傷んでしまった部分もあり平成24年から6年におよぶ保存修理工事が行われています。

僕が倉敷に引っ越してきて以来工事用の足場に覆われている姿しか見てこなかったので、
今回はその中に入ってみました!

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いかにも工事中といった足場の中にどっしりと組み上げられた柱や梁が佇んでいました。
思っていたよりも高い建物にびっくり!
工事に携わる方からこの工事のことや井上家のことについて解説を受けてから見学がスタートです。

この工事は一度建物をすべて解体してから再度組み立てるというとても大変なもの。
修理に際してはできるだけ元の部材を使うことにしているそうで、
老朽化して取り換えた真新しい部分の中に年月を経て色づいた部材も組み合わされていました。

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倉敷の町屋の特徴の一つに梁を斜めにかける 登梁(のぼりばり) があります。
井上家住宅の2階部分もこの工法が使われていて、組み合わされた梁を間近で見ることができました。
いつも高い所にあるから分かりにくいですけれど、梁ってとても大きいんですね!

ちなみにこの登梁、有鄰庵でも似たような構造を見ることができますよ!
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建物そのものだけでなく建築の技術を残すこともこの工事の目的の一つ。
その工法や材料も可能な限り昔ながらのものを使うことで技術の伝承が図られています。

今回の工事がいつ行われたかというのは次の修理の際とても重要になります。
昔は工事の詳細は墨で書くことが多かったため今日になってかすれてしまい、判読に困難を伴うこともしばしば。
そのため、新しく使う部材には焼印を押すことで後世のために記録を残すそうです。
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昔からあるもの・伝統を残すということはとても大事なことであると同時に
それを伝えていこうとする人たちの存在がなくてはならないということに気づかされた見学会でした。

工事が完了するのはまだまだ先ですが、綺麗に生まれ変わった姿を見るのが楽しみですね!

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