ローマンの秘密 / 倉敷ゲストハウス有鄰庵

2015.04.29(水) 10:09

おはようございます、ゴールデンウィーク(GW)が近づいてワクワク気味なうーちゃんです。

先日のゲストさんが出身地を「アマ」と言っててどこ?? と思っていたら「尼崎」のことだそうです。

地元の人はだいたい尼崎を「アマ」と省略するそうです。へー!

同じようにやると自分の出身は福岡なので「ふく」になっちゃいます、美味しそう・・・



というわけで(?)今日は食べ物のお話です。


少し前に倉敷駅前の第三日曜日の朝市、三斎市に出かけてきました。
朝から賑わう商店街。いろんなお店が出ていました。

そこで聞こえてきたのがこんな声。

「名物のローマンはいかがですかー?」





「ローマン」

という聞きなれない言葉を耳にして、何のことかさっぱり分かりませんでした。

いわゆる「何それ?美味しいの?」状態だったわけですが、これが本当に食べものだったわけです。





その正体がこれ。労研饅頭と言います。(4個入りだったんですが既に1個食べちゃってます←)

ローマンは労研饅頭の略だったのです。その他にローケンパンとも呼ばれているとか。

考案の際、ヒントとなったのが中国の蒸しパン、饅頭(マントウ)だったためこちらも「ろうけんまんとう」と読みます。

では 労研 が何かと言うと「労働科学研究所」の略です。この研究所は紡績産業が盛んだった当時、

過酷な環境下での労働を強いられていた職工たちの問題を

少しでも解決したいという大原孫三郎の意向に沿って設立されたものです。

労研饅頭はこの労働科学研究所の研究によって1929年ごろに生まれたとされています。




当時の中国の工場でよく食べられていた饅頭をベースに、黒豆を加えるなど味を日本人好みのものにアレンジ。

お茶にも味噌汁にも合う上保存が利き、手軽に食べられる栄養食として評判になりました。






かつては全国労研饅頭組合がありローマンの製造は認可制だったそうです。

戦前には中国四国、京阪神に認可を受けた40近くの業者があったとされていますが

戦争で生地の発酵に必要な酵母が途絶えたところが多く、

今日、労研饅頭の製造をしているところは僅かとなってしまいました。

愛媛県の松山市と岡山県の備前市には今でも労研饅頭を作っているお店があります。



ところで、倉敷生まれのローマンを倉敷で食べられないのはちょっと寂しいですよね。というか寂しいです。

そこで、冒頭の三斎市の話に戻ります。
(くらしき朝市「三斎市」のキャラクター、くらモニちゃん。)

実は、この三斎市では備前市のニブベーカリーと倉敷商業高校がコラボして

「倉敷浪漫」の商品名でローマンが販売されています。名前がお洒落ですね。

授業の一環だそうで、生徒のみなさんがお店を切り盛りしていました。朝早くからお疲れ様でした!

過去には5月のハートランド倉敷にも同様に出店したそうなので、今年もローマンを楽しめるかもしれませんね。

美観地区にもローマンを取り扱っているお店があるそうなので、散策がてら昔の味を探してみるのもよさそうですね。











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